【ミニレビュー】タワーリング・インフェルノ【映画】

★★★★☆

今にこんなビルで1万人の死者がでるぞ

スゴイ映画。

なんかいろいろスゴイ。
どんだけ制作費かかってるんだろうかこれ。
ニューマンもホールデンもフェイダナウェイも好きだ!残念ながらマックィーンはよく知らない。けれどこの映画で好きになったかも。かっこいい!ニューマンのが好きだけどね笑。とりあえずなんて贅沢なキャストなんだ。

建設費をケチったおかげで大火災へと発展するなんとも悲しい高層ビルの物語。観ていて日本の設計事務所とニューヨークテロを思い出す。
とにかく男達がカッコイイ。フェイ・ダナウェイポール・ニューマンのからみで流れる音楽がすんげいい。映像も展開もドキドキハラハラで、緊張感たっぷり。極限状態の人間ドラマもたっぷり。涙もちょちょぎれる。まさに超大作。
でも、なぜか満足しきれなかった。うーん。多分ちょっと前に『ポセイドン・アドベンチャー』観たせいかな。どうしても比べてしまう。


ネタバレ(ポセイドン・アドベンチャーも)

タワーリングインフェルノの方は、ストーリー上に"悪役"が存在していることがあまり好きじゃない。全ての責任がコイツにあるような見せ方だし、しかもその"悪役"の性格が極端。案の定、生還できないんだけど。ポセイドンではこういう役柄が一人もいないんだよ。皆が生き残るのに精一杯で、だからこそ間違った判断をしてしまう人もいるんだけれど。死んで、ざまぁみろなんて思えない。タワーリングインフェルノでは、この悪役があまりにも映画的というか意図的すぎるというか。物語に入っていけない要因になってる気がした。


【スタッフ・キャスト】
ジョン・ギラーミン  スティーブ・マックィーン, スティーブ・マックィーン, ポール・ニューマン, ウィリアム・ホールデン, フェイ・ダナウェイ