【ミニレビュー】オペラハット【映画】

★★★★☆

ジーン・アーサーの虜になる。

単純明快なお話。
登場人物のキャラと展開がおそろしく「スミス都へ行く」と似てる。てかタイトルも。
ほんと都合が良いというか、こんなんありえねぇだろって感じ。でもそこがいいんだと思う。
観ていて楽しい。キャプラ監督の甘さが好き。でもこれはちょっとなぁ・・・って正直思った。

てか、スミスのときもだけど、短気すぎるだろ主人公。あの精神科医が言ってることそんなに間違ってないんじゃない?とか思ったり。

ま、とにもかくにもジーン・アーサーだよ、うん。もう彼女の魅力にメロリンチョだ。あのちょっとしゃがれた声(グレタ・ガルボっぽい気がする)が素敵。おもいっきり美人てわけじゃないけど(ディートリッヒを太めにした感じ?)優しい笑顔と仏頂面が似合うお顔がとっても素敵。雰囲気が大好きだ。
でも「スミス都へ行く」のときの彼女の方が好きだな。なにやら結構精神が不安定な女優さんだったらしく、カメラの前に出るのを嫌がったらしい。緊張しまくりだったみたい。スクリーンの彼女からは想像もできないなー。そのあたりモンローと似てる気がした。

そいえば、オペラハットてタイトルはどこから?原作がオペラハットらしいけど。そんな帽子でてきたっけな。原題のままだとスミスとかぶるからこのタイトル付けたんかな・・・ってこっちが先じゃん。


【スタッフ・キャスト】
フランク・キャプラ  ゲイリー・クーパー, ゲイリー・クーパー, ジーン・アーサー, H.B.ワーナー, ダグラス・ダンブリル