【ミニレビュー】フランソワーズ・サガンの悲しみよこんにちは【映画】

★★★☆☆

17歳。

サガンの原作が大好きで、
セシル役がジーンセバーグと知り期待して観た映画。

素直で奔放な17歳の少女セシール
父とのバケーションに突然現れた亡き母の友人アンヌ。
やがてセシールとアンヌとの間に摩擦が生じ…
憧れ、愛情、嫉妬、焦燥感。
思春期の少女の危うさ。身勝手で移り気な心。
キラキラした過去は心温まる美しさ。
悲しみの現在は冷たく胸に突き刺さる美しさ。

映画は映画で良かったと思う。
ただ原作と比べてしまうと正直…
映画と原作は違うと割り切ってるつもりでも、
好きな作品だと中々そうはいかんね。
鑑賞後原作読み返して、映画の弱さを感じた。
言葉で伝わらないものを映像で伝えるしかない映画。
期待が大きすぎた。でもいい作品だよ。原作より残酷かも。

なんだか太陽がいっぱいを思い出した。雰囲気が似てる。


【スタッフ・キャスト】
オットー・プレミンジャー