【ミニレビュー】アメリカン・ヒストリーX【映画】

★★★★★

人種差別。白人至上主義。アメリカ。

公開当時、予告が衝撃的で今まで観るのを恐れていた映画。
ある意味覚悟を決めて観た感じ。
思ったとおり、反面教師的側面を持った良い映画だった。

怒りを感じたとき、目の前にいる相手の肌がたまたま黒かった
その程度のことで、集団は動くのかもしれない。
問題なのは人種ではないような気もする。
肌の色に差はなくとも、違いは存在するのだから。
怒りの矛先を間違ったばかりに、人は人を不当に傷つける。
それがどのような結果に及ぶのか。
皮肉なラストは、それをよく表しているよう。
むずかしい問題だね。

「怒りに任せるには人生は短すぎる」
怒りや憎しみはエネルギーの無駄使いだと思うほんと。
とにかくノートン最高。


【スタッフ・キャスト】