【レビュー】『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(原題:MAD MAX: FURY ROAD)ネタバレ無し

What a lovely day !!!!!!

リアルタイムで味わっていないマッドマックスシリーズ。
しかもだいぶ映画を見尽くした後にマッドマックス1・2を観たので「そんなにスゴイ作品なの?」という印象の『マッドマックス』。
今回の『マッドマックス 怒りのデスロード』もあまり興味無かったというのが正直なところ。


それが公開直後めちゃくちゃ評判がいい。
予想はしていたけれど、町山智浩氏、高橋ヨシキ氏、ライムスター宇多丸、あとメタルギア小島監督あたりは大絶賛。
だいたいいつも同じような映画を絶賛しているので、そりゃそうかって感じだけれど、めっちゃ大絶賛だったので気になってしまい。(でもパシフィック・リムは過大評価な気がしてならないんだよなあ…)
しかも都内に新しく4Dシアターがオープンするとのことで、これはもうとりあえず映画ファンとして、行かなきゃいけない映画なんじゃないか?4Dでマッドマックス観れる機会なんてこれから先あるのか?という使命感で観に行ってきました。まんまとマーケティングされてしまった感。

 


結果、どう考えてもこれまでのマッドマックスシリーズの中で一番おもしろい!!!
てか、最初から最後までこんなに笑顔で観れる映画めっちゃ久々!大絶賛わかる!
4Dもかなり楽しかった。カーアクションメインの映画なので、座席が常にアイドリング状態。物凄い没入感。
水が飛んできたり風を吹きかけられたり。完全にアトラクション。ワイワイ楽しめます。
(ひとり映画だったので妙な孤独を感じましたが…。)
最初から最後までひたすら似たようなアクションの連続、しかし飽きない。
そして激しいアクションの中でも何をやっているのか、何が起きているのか、何をしようとしているのかがわかる。
物語はシンプルだけど、筋はしっかりしているし、キャラクターも魅力的。
ビジュアルで語る、これこそ映画!という感じ。いい映画です。
特筆すべきはシャーリーズ・セロン演じる女戦士フュリオサ(Furiosa)。
セロンの集大成とも言っていいキャラクターだと思いました。美女でありながらいろんな映画で様々な役を演じてきたからこそ(その中にはべつに彼女じゃなくてもよくね?というのもありましたが)演じられた役だと思います。今作のフュリオサは、セロンだからこそ!という感じで本当に良かった!ぷむぷむ!



マッドマックスシリーズも未見でまったく問題ない作品でした。
あらゆる人から「観なくていい」と言われていた『マッドマックス/サンダードーム』を、デスロード鑑賞直前に使命感で観ましたが、観ないで楽しめます。監督のジョージ・ミラーも「マッドマックスシリーズはどの作品を撮るときも、前作との繋がりは意識していない」と言っているので、すべてが独立した作品として観るべきもののよう。

ちなみにサンダードームは、ハードルがめっちゃ下がっていたせいか、これはこれでいんじゃね?という感じでした。後半は「なんのためにこいつら戦ってるんだ」状態で感情移入皆無でしたがアクションは良かった。

それにしても『マッドマックス 怒りのデスロード』がR15とか残念。映画いつのまにこんなに厳しくなったの。
正直そんなヤバイシーンなかったけれど。どのあたりが問題視されたんだろ。

パンフレット購入できてないので、また買ったら新たにネタバレ記事を追加しようと思います。
あと4DはTOHOシネマズ六本木のMX 4Dで鑑賞。できたばかりで綺麗でした。4DXも気になるところ。