【レビュー】2年ほど前に観た映画たちの感想詰め合わせ

この前、閉館してしまった吉祥寺のバウスシアターにてパフォーマンス付き「ロッキー・ホラー・ショー」を観てきました。

いやあ楽しかった!生で観るロッキー!(高橋ヨシキさん)最高。
あと最近は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観ました。

アクションあり、笑いあり、ロマンスあり、人生を投影したちょっと考えさせられる設定、場面あり。
なるべく外さずに映画館で普通にエンタメ映画を楽しみたいのであれば、オススメな作品でした。良作です。

と、映画的近況報告は以上で、今回は、昔(2012年頃)劇場で観た映画達のミニレビューの詰め合わせを載せました。
記事書く気力がないのでちょっと手抜きしようってことなんですけどね笑
放置しすぎて悲しいので、ここらで過去の資産を流用致します。
紹介している映画は以下のとおり。

るろうに剣心(実写映画)」
ダークナイト・ライジング」
アメイジングスパイダーマン
「ベティ・ブルー」
ワン・デイ 23年のラブストーリー
ミッドナイト・イン・パリ
ストロベリーショートケイクス
「REC3/レック3 ジェネシス
「ドライヴ」
「マリリン7日間の恋」
ドラゴン・タトゥーの女
人生はビギナーズ


ではでは、どうぞー。



るろうに剣心」(実写映画)

まったく興味無かったのに、予想以上に面白い映画だった。
原作に思い入れが無いことが幸いしたのかもしれない。
しっかりエンタメしていて魅せる所はしっかり魅せてくれる。
微妙なのはやっぱり演技かな。違和感あるとすぐ目立つ。邦画だから尚更。

リメイク版「トータル・リコール

シュワ版もディックの原作もほとんど忘れてたけど。なかなか普通のSFアクションだった。
序盤は退屈で中盤面白くて、後半は平凡な展開。
ジェシカ・ビールケイト・ベッキンセールの女のバトルは結構楽しめた。
元映画へのオマージュぽいのもよかった。

ダークナイト・ライジング」

期待し過ぎた。
物語は一貫しているけれど何だかテーマがボヤけた感じ。
主要人物が多過ぎて正直どの人物もあまり印象に残らない。
もう少しシンプルに出来なかったものか。
前作ダークナイトが別格すぎではあるけれど。
前作と同じテイストにならないよう考慮したのかと勝手に想像。

アメイジングスパイダーマン

やっぱりサム・ライミ版と比べてしまった。
なんか内容のバランスが悪いような。
すきなとこも多いけど。面白かったけど。
続編前提の伏線投げっぱは段々苦手になってきた。

「ベティ・ブルー」

インテグラルじゃなくてオリジナル公開版の方(短いバージョン)。
こんなに物が壊れる恋愛映画は初めて。
絶対にこんな女性とは付き合いたくないけれど、ベティがものすごく魅力的なのも事実。
展開が急なのか最後はあまり感情移入できなかったなあ。インテグラルが観たい。

ワン・デイ 23年のラブストーリー

23年分の7月15日だけを描いたラブストーリー。
2012年に映画館で観た映画の中で一番よかった。
良い映画をもっと観たいなぁ。

ミッドナイト・イン・パリ

世の中の良いものばかりを見つめても、逆に悪いところばかり集めても幻想になる。
というか、よく知らないから見えない部分を都合よく自分の望む姿に置き換えてしまう。
映画と読書と絵を描くことが好きな自分にはとても楽しい映画だった。
マリオンコティヤールに会いたい。

ストロベリーショートケイクス

東京で暮らす女性四人の日常。
こういう群像劇はやっぱりすき。
そして邦画は自分の生活と比較しながら観れるのがいいね。
人生経験を測るものさしみたいな。
人生観も恋愛観も人それぞれって当たり前だけど忘れがち。原作の漫画も気になる。

「REC3/レック3 ジェネシス

三作目にして路線変更し過ぎ笑
RECシリーズとして観なきゃありかもだけど、ホラーとしての質はめちゃくちゃ低い気がする。
コメディとして見るにしても狙い過ぎでちょっとさぶい。こういうの嫌いじゃないけど。
あたたかい目で観て、まぁいいかって思える内容でした。

「ドライヴ」

惜しい映画だった。
緊張感を持続させながらも静かに美しく魅せる前半は今まで観たことないテイストでスクリーンに釘付け。
しかし後半は展開が陳腐になり、感情移入もいまいちうまくいかず、どこか物足りない。
ライアン・ゴズリング演じるドライバーのキャラに頼り過ぎた感がある。
(しかしこの後、この映画が気になってブルーレイを購入して鑑賞。音楽と映像がやっぱ良い。オープニングが最高だよほんと。そしてディヴィッド・リンチに影響を受けたであろうシーンが盛りだくさん。この作品の後、再びゴズリングとタッグを組んだレフン監督の「オンリー・ゴッド」は、このリンチっぽい演出が更に濃くなっていました。)

「マリリン7日間の恋」

演技は微妙でも、いまだにカリスマ的セックスシンボルであり続ける女性、マリリン・モンロー
映画好きが楽しめる映画だった。
恋愛映画としてはアッサリな内容だけど、恋愛経験値少なめの私には色々考えさせられた。
数年後、モンローがクスリで亡くなることを知っていながら観ると、また切ない気持ちになる映画だった。
モンローやオリヴィエ、ヴィヴィアン・リーが居るだけでだいぶ楽しめた。
この時代のハリウッド映画観まくりたい。
モンローも観てない作品沢山ある。王子と踊り子も観てないし。
劇中話題に登るエリア・カザンの映画は「欲望という名の電車」かなぁ。

ドラゴン・タトゥーの女

リメイクだけれど、確実にオリジナルより面白かった。
ストーリー殆ど変わってないのに原作読みたいと思わせてくれた。
映画は映像が命だと改めて実感。

日比谷で「人生はビギナーズ

やっぱ俺は映画が無いと生きていけないと感じた。すげえ満足した。
うまくいかない気がしてうまくいかないようにしてしまう。ああたしかに人生ってそんなかんじ。



いやあ映画って本当にいいものですね。

自己啓発書とかで元気出すのもいいけれど、映画を観ると、自分なりの人生の答えみたいなものが見つかることもあるんじゃないかなあと。逆に課題が見つかることもしばしば笑。
悩み事があるときは映画を観るのもいいかも。
悪魔のいけにえ」を観て、生きているって素晴らしい!と実感することもできたりするかもしれませんしね笑。

映画は凝縮された人生経験です。
何度死んでも蘇って、少しずつ成長する男、自分が変われば周囲も変わる、それはまさに人生と同じ。
今、映画館で何を観ようか迷っていたらとりあえず「オール・ユー・ニード・イズ・キル」をどうぞ。