【レビュー】ガメラ 大怪獣空中決戦
手に入れたプロジェクターで迫力ある映画を観たい。しかし金曜夜はちょっとお疲れなので昔観た映画とかを気楽に観たいな。
どれにしようとhuluを探索していると見つけました。
「いつか、怪獣のいない東京を案内するよ」
平成ガメラの第一作目。
以下、映画の内容にちょっと触れております。
怪獣映画と侮る無かれ、めっちゃ面白いです。ええきっと、男子的な感性のバイアスは大いにあるとは思いますが、奥深いテーマと、SF魂に満ちた超いい映画です!(昔観た記憶では『ガメラ2 レギオン襲来』の方が面白かったけどね)
失われた超古代文明、遺伝子操作、科学者たちの活躍などロマン溢れる熱い要素が盛りだくさん。
そして何より「怪獣」という災害をなるべくリアルに描いたところがこの作品のカッコいいところ。
報道の雰囲気とか、めっちゃ3.11思い出す・・・。
プルトニウムを積んだ船が、海を移動中のガメラと接触してあわや放射性物質が漏洩するとこだったぜ・・・なんていうオープニングも、ちょっと複雑な気持ちになってしまう。
今観るとほんと色々考えさせられる作品。
ガメラは人類の味方なのに歩くだけで街をめちゃくちゃにしちゃうし、巨大鳥獣ギャオスは共食いはするわ、人間をむしゃむしゃ食べるわで、子供が観たら泣くレベル。てかそもそもなんてグロい顔をしているんだ!!!
ちなみに3作目の『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』に繋がるシーンもあるので、是非本作から順に観て行ってほしいです。
音楽も怪獣映画らしい音楽でかっこいいです。ちょっと暗くて良いです。
ロケーションと人物
本作のメイン舞台は福岡と東京。
どちらも住んだことあるので、なんだか観ていて楽しかった。
富士山と、麓にいるガメラと、自衛隊。このビジュアルはやばい笑
藤谷文子はガメラ3まで全て同じ役で出ています。本作の頃はまだまだ若い(というか幼い)可愛い、そういえば親父はあのスティーヴン・セガール先生だった。
監督は金子修介で特技監督は樋口真嗣。
ウィキペディア情報ですが、樋口真嗣は『新世紀エヴァンゲリヲン』の庵野秀明監督と親交が深く、碇シンジの名前の由来としても知られているらしいです。そうだったんか。
幼い頃に観た、かけがえの無い怪獣映画
小学生の頃は毎年ゴジラを観にいったり、恐竜が好きで『ジュラシック・パーク』を観にいったり、『エイリアン』や『トレマーズ』のグラボイズ(地底モンスター、こいつもエイリアンのように口の中に口がある!)に興奮したりと、とにかく怪獣やモンスターが大好きだった。
アノ頃はひたすら恐竜の絵ばかり描いていたなあ。
なので新しいガメラの映画である本作を最初に観たときは滅茶苦茶楽しんでいた記憶がある。
当時買ったパンフレットの表紙デザインもかっこよくて、大のお気に入り。
平成ガメラシリーズは2作目のレギオンまでは劇場に観にいったけど、最後のイリスの頃は興味が失せていて、結局ビデオで借りても適当に観てしまったなぁ。
んで二十歳頃に再度、平成ガメラ3作品を観なおして、こんなに面白い作品だったのか?!と度肝を抜かれた。
いやほんと、面白いんですよこの怪獣映画は。役者の演技にムラがあるけれど、話がとにかく面白いしテンポもいいし、観てない人は騙されたと思ってみてください。
1作目の特撮は結構しょぼいけどね。そこも味があるというか、ちょっとB級臭いところもあって、好感がもてます笑
(寝ぼけつつも記事更新!)