【ミニレビュー】第9地区【映画】


★★★★★

エビ。

もしも、エイリアンが社会問題になったら。
軽率で独善的なエゴの塊として描かれる人間達の愚かさ。
有識者やインタビューに答える人たちのリアルなおかしさ。
ドキュメンタリーテイストだけどそこにこだわらず。
あくまで「娯楽」として観れるよう様々な配慮がされている感じ。
ベタでドラマチックな展開に意表をつく超絶さをうまく折り合わせ。
ブラックなユーモアで味付け。切なく悲しく楽しく恐ろしい。
ごちゃまぜなのにうまくまとまってる。
沢山のメッセージが込められていそうな。

久しぶりに終わって欲しくない映画を観た。大満足。最高。