【ミニレビュー】サロゲート【映画】

★★★★☆

きれいめブルースウィリスと汚めブルースウィリス。

身代わりロボットで生活する人々。理想的な容姿、理想的な身体能力。
もう身体(本体)なんていらないね。金さえあればいくらでも自分を買える。
間接的コミニュケーションの究極系。
なんて素晴らしき世界!まさにアバター

人間は裸(無防備)であることを様々な方法で退けてきたんだろう。
こんなもの、人間らしさを奪うだけだ。
そう思っても結局それに依存してしまう。
インターネットがこれほど普及した今の世。
作中の未来を否定しようとは思わない。
だけど。親密な関係を築きたいのなら生身で接する必要があると思う。
誰だって愛し合う瞬間は裸になりたがるもの。
ありのままのあなたを受け入れたい。
ありのままの自分を受け入れてほしい。
この願望を捨てきれるなんて到底思えない。

てか人間もどき作るより、バーチャルリアリティで世界ごと作った方が、
エネルギー問題とか考えると環境にいいよなあって、思ったり。
テンポ良くて淡々とした展開が良かった。
SF短編小説みたいですごい好き。
もうちょいひねりが欲しい気もするけどこれはこれでアリかな。

女刑事役のラダミッチェル綺麗だなあ。