【ミニレビュー】素粒子【映画】

★★★★☆

セックスと生殖

対照的な異父兄弟の性に対する感じ方、他人との関わり方を描いた作品。
見ている間気持ちがあっちいったりこっちいったりして、
兄弟どちらにもうまく感情移入できずになんだかぼんやり見てしまった。
理解も共感も出来るんだけどなあ。
他人を想うこと、他人に想われること。
どんなに言葉を用いても、伝え方が適切でなければ、
受け取り方が適切でなければ、そこに齟齬が生じる。
そしてその齟齬に気付くことなく、お互いが自己完結することで
コミュニケーションは成り立っているのかも。
性欲って必要だけどたまに鬱陶しいよね。

原作が気になる。映画より判りやすそう。
素粒子的な話がもっと聞きたい笑


【スタッフ・キャスト】
オスカー・レーラー