【ミニレビュー】つぐない【映画】

★★★★★

文学の匂い漂う作品
絵画のような映像が美しい

プライドと偏見の監督らしく
プライドと偏見の雰囲気が大好きだったから
雰囲気だけでも良ければイイやと思って観てみたら
超好みの映画だった。
映像によって、ここまで多くのものを表現できるなんて
(多少演出が過剰に思うところもあったけど)
全てのシーンがぬかりない
生々しいカメラワークにリアルな音と沁みる音楽。
まぶしい緑、川のせせらぎ幸せな風景。
圧倒されるほど痛々しいのにどこか幻想的な戦場の景観。
たまらん!映画館で観たかった!

なによりタイトルの本当の意味を理解した瞬間、
すごくこの映画が好きになった。
中盤までストーリーは微妙に感じてたのに。
なるほど。素晴らしい。観てよかった。
文字がなくてもここまで丁寧に人の心を描けるんだな。