【ミニレビュー】アモーレス・ペロス 【映画】

★★★★☆

『21g』の監督デビュー作らしい。正直『21g』より内容がまとまってる。どちらかと言うと『21g』の方が好きなんだけど、話の内容はアモーレス・ペロスのが面白いと思う。練りに練りまくった脚本。メキシコの雰囲気がよかった。熱い映画だ。
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兄弟。夫婦。親子。
三つの違う映画が「犬」を通じて奇跡的に共存している感じ。
映画始まったらもう目が離せない。先が気になって仕方が無い。あの人はだれ。あの出来事はなに。これからどうするつもり。どうなっちゃうの。
過激で痛い描写が多いにもかかわらず、なぜか重くなりすぎない物語。いや、重いには重いんだけどね。突っ走ってるから悩んでる暇もない。
このボリュームを綺麗にまとめてるところがすごいなぁ。編集の業なんだろうね。切るとこ切って繋げるとこ繋げて。メイキング見たらすんげぇ時間かかったっていってた編集。未公開シーンは必見。映画の中で少し唐突に感じたアノ場面の伏線がちゃんとあった。
面白かったなぁこの映画。

関係ないけど最近スペイン語が好きになってきた。あの挨拶に使う言葉、「オラ」だっけ。なんかカワイイよなぁ。チャオもアディオスも。スペイン語素敵だ。


【スタッフ・キャスト】
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ  ガエル・ガルシア・ベルナル, ガエル・ガルシア・ベルナル, エミリオ・エチュバリア, ゴヤ・トレド, アルバロ・ゲレロ, バネッサ・バウチェ 

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