【ミニレビュー】マグダレンの祈り【映画】

★★★★☆

いつ出られるの?
来週来月来世紀?
もう出られないのよ。

実話。考えさせられる。

正直、観ている間は、こういう表現って映画じゃよくあるよなって、あんまりリアルに受け止めることができなかった。もちろん、信じられないような虐待が長年にわたって野放しにされていたことにはショックを受けたし、宗教というものに嫌悪感を抱いたのもたしか。でも映画だけでは伝わりきらなかったかも。
本編観賞後、特典映像のドキュメンタリー『Sex in a Cold Climate』を観て、マグダレン修道院に監禁されていた女性たちの言葉を聞いて、ようやく現実味が出てきた。つい最近まで存在していた施設というのにも驚愕したし、きっとこのような監禁施設は修道院以外にもまだ沢山あるんだろうなと感じた。

映画は映画としてとても惹き込まれる内容だと思う。オープニングの曲がものすごくツボ。物語の展開もストレートで。事実という名の付加価値が大きい映画。まだ若い女優さんたちの演技がかなり印象に残る。それぞれ個性が出てて、うん、この映画すごいかも。
もう一度しっかり観てみたい。


【スタッフ・キャスト】